ギター演奏動画の撮り方

巣篭もりが続いた2020年。バンドやセッション活動はかなり制限されてしまった。しかしその反面、曲作りはかなり進んだ一年だった。アルバム一枚相当のマテリアルがアレンジも含めてほぼ完全に出来あがったのだ。結構難易度の高いギターフレーズが多く、すぐには完成度が高い演奏を録音できない楽曲も多いので2021年は練習の記録としての意味も込めて演奏動画を定期的にアップして行こうと思っている。

上記のような動画作成の目的からあまり手間をかけないということが重要だ。飽くまで自然体で日々楽器・音楽と向き合っている姿を記録するため作曲、録音をしている環境そのままで演奏動画を作成するフローを考えた。ここではその手法を紹介したいと思う。ロックを愛する全てのミュージシャンに取って何かの参考になればこれ以上嬉しいことはない。

録画に使用するのはMacOSに標準で付いているQuickTime Player。このソフトは映像、音声の入力ソースを比較的自由に選べる。ポイントはMac上で動かしているDAWの音声データを動画に使う設定。僕はDAWはLogic Pro Xを使っているのだが今から紹介する手順は他のDAWでも多分大丈夫だ。

Logicの音をQuickTime Playerに送るためにはBlackholeというフリーウェアを使う。以下のリンクからソフトをダウンロード。インストールするとLogic Pro Xからの出力音を遅延なしでQuickTime Playerに送ることが出来る。インストールしたらLogic Pro Xの環境設定>オーディオ>出力デバイスのところに「(BlackHole 16ch)」という選択肢が出てくるのでそれを選択する。そしてQuickTime Player側ではファイル>新規ムービー収録を選択したら録画画面が表示されるので赤い録画ボタンの右側にある小さな矢印を押す。するとカメラとマイクの入力ソースを選べるメニューが出てくるので先程Logic Pro X側で設定した(BlackHole 16ch)をマイクのソースとして選択する。するとLogic Pro X側の音声データがリアルタイムで録音出来るようになる。

http://existential.audio/blackhole/

この状態で普通に動画を撮ることも出来るのだが、Macbookのカメラは画質がイマイチなので、iPhoneのカメラをWebcamとして使うことにする。キャプチャーボードなどを作っているelgato社のwebsiteで iPhoneをMacやPCのWebcamとして使用出来るソフトが公開されているのでそれをダウンロードする。

https://www.elgato.com/ja/epoccam

ドライバをmacにインストールし、iPhone側でもアプリをインストールするとiPhoneをMacの外付けwebcamとして使用することが可能だ。MacとiPhoneが同じWifiネットワーク上にあれば無線でも使えるという点も超便利だ。ドライバをインストールしてiPhone側でアプリを立ち上げるとiPhoneがWebカメラとして認識される。この状態でQuickTime Playerの設定画面を開きEPOCをカメラの入力ソースとして選択する。

この状態にするとLogic Pro Xで録音をしている様子をそのまま動画にすることが出来る。ただ中々一発でOKテイクを出すのは難しいので当面はNG動画ばかりが連発されるかもしれないがそれもまた作品完成に至るまでのドラマだ。そう思って全てを楽しんでこそ音楽、ロックというものじゃないか。

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