abrAsusすわるパンツ

誕生して比較的日の浅いスマホやスマートスピーカーなどに比べてもう数百年、数千年と世の中に存在し続けてきた財布やカバンを素材レベルでのイノベーションなしに大変革させるというのは本当に難しいことだと思う。

その意味でabrAsusの「薄い財布」は本当に革新的だったしその実用性はまさしく本物だった。その後も「薄い財布」以降もカバンや手帳、はては寝巻きにまで挑戦し続ていてジョブズ没後のApple以降、ある意味もっとイノベーション魂を感じるブランドかも知れない。

そんなabrAsusからまた驚きのコンセプトを持つ製品が発表された。なんと尻ポケットのないパンツを作ったというのだ。あまりの革新性故に即買いするのはちょっと躊躇われたのだが座った時の快適性を得るために後部ポケットの収納性を捨て、しかもそれは重なり合わない特殊構造のサイドポケットで容量を確保することでカバーするという発想は実に面白い。

結局のところこういうものは買って見ないと判らない。衣服であるが故にデザインとかサイズ感とか買って見ないと判らないリスクは財布以上なのだがあの「薄い財布」を作ったabraSusということで実物を見ずに発注してみた。

先日とうとうものが届いたのでファーストインプレッション。

比較的薄手のストレッチ生地。綿68%、ポリエステル29%、ポリウレタン3%。ポリウレタン3%はおそらくストレッチ性を出すためだろう。非常によく伸びる。シルエットは腿の部分がだいぶゆったりと作られていて裾にいくにつれ細身になっている。ちょっとボンタンスタイルのような。

で、肝心のポケット部分。二重構造になっていて財布とスマホの入るスペースが重なり合わない、という触れ込みでしたがポケット開口部が結構目立つ気がする…尻ポケットに入れるべき財布をサイドポケットに追加で収納するわけですから四次元ポケットでもない限りサイドが少し膨らんでしまうのは致し方ないところか。

…ということでデザイン的にはちょっと残念な感じ。少なくとも積極的にオシャレではない。ポケット部分のギミックに関しては面白いが服としてのグレード感をもう少し頑張れなかったかというところ。でもまだ第一印象に過ぎないので裾上げしたら実際に履いてみての感想を続報したいと思う。

2017/12/28追記

実際に何回か履いてみて周囲の人達に意見を聞いてみたら「ボンタンみたい」「裾が絞れ過ぎで遠目にはジャージみたい」など総じてシルエットに関しては評判が悪かった。

発想とポケット部分の使い勝手に関しては問題ないのがそれ以前の衣服としてのデザインに難ありと言うのが結論。技術的に難しい修正ではないと思うので今後のバージョンアップに期待しつつ初代座るパンツは古着屋行きが確定した。

成長した後継モデルに期待!

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